催事の歩率の相場と、手元に残るお金
百貨店のスイーツ催事の歩率は、関西で15%、関東で20%前後が目安です。駅ナカは20〜22%、有名ブランドは10%まで下がることもあります。仲介サービスを通すポップアップは20〜40%と幅があります。
歩率とは
歩率は、売上のうち会場に払う割合のことです。百貨店の催事は家賃ではなく売上に連動して払う形が基本なので、この数字が実質的な「場所代」になります。
会場ごとの相場
| 会場・条件 | 歩率の目安 |
|---|---|
| 百貨店のスイーツ催事(関西) | 15%前後 |
| 百貨店のスイーツ催事(関東) | 20%前後 |
| 駅ナカの催事コーナー | 20〜22% |
| 有名ブランド(北海道の人気店など) | 10%前後まで |
| 百貨店の食料品全般 | 10〜30% |
| 地方の百貨店の例 | 5〜10% |
| ポップアップの仲介サービス経由 | 20〜40% |
いずれも公開情報にもとづく目安です。同じ百貨店でも、時期、売場の位置、店の知名度、交渉で変わります。
歩率はなぜ店によって違うのか
会場から見ると、歩率は「その店が人を呼べるか」の値段です。行列ができるブランドは会場の集客そのものに効くので、低い歩率でも来てほしい。逆に、初めて出る店は売上が読めないので、会場側はリスクのぶん歩率を高く置きます。
初回の歩率が高めなのは珍しいことではありません。売上の実績ができると、次の催事の条件交渉で使える材料になります。
売上70万円の1週間で、いくら残るか
1日10万円を7日間売って、売上70万円だった場合で考えます。数字は計算のための仮置きです。
| 項目 | 金額 | 置いた前提 |
|---|---|---|
| 売上 | 700,000円 | 1日10万円×7日 |
| 歩率 | −140,000円 | 20% |
| 商品の原価 | −210,000円 | 原価率30% |
| 販売員 | −168,000円 | 2人×7日×12,000円 |
| 交通費・送料・什器など | −60,000円 | 近場の会場を想定 |
| 手元に残る金額 | 122,000円 | 売上の約17% |
歩率が20%から25%になると、手元に残る金額は35,000円減ります。遠方で宿泊が必要な会場なら、交通費と宿泊費がさらに重くなります。歩率だけでなく、人件費と移動のコストまで入れて比べるのが、催事で赤字を出さないコツです。
条件を比べるときのチェックポイント
- 歩率は売上の何%か。税込・税抜どちらに対してか
- 什器のレンタル料、電気代、販促費など、歩率以外にかかるものはあるか
- 締め日と支払日はいつか
- 販売員は何人・何時から何時まで必要か
- 売れ残った商品の扱い(持ち帰りか、廃棄か)
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